業務内容
<業務の概要>
モビリティサービスを支える車両データ解析アルゴリズムを高効率・低コストに実現する技術開発を行います。
※当募集には、解析アルゴリズムの研究開発を行うデータサイエンティストのチーム、およびそのチームと協業し解析アルゴリズム高速化のチューニングや基盤システムの研究を行うチームへの配属を含みます。
カーシェアリング/ライドシェアリング、自動運転など先進モビリティサービスへの期待が高まる中、CAN (Controller Area Network)データ、GPS位置情報、車載カメラ映像などのデータから価値ある情報を効率的に発掘する必要があります。
現実のデータや課題に基づいた機械学習、データマイニング、統計解析等の技術を駆使した新規解析手法やそれを高効率・低コストで実現するための研究開発を行っています。
<業務の詳細>
以下等の車両データ解析のアルゴリズムの開発、およびそれを高効率・低コストで実現する処理方法の検討
■道路や交通の異常や変化の検知
■車両走行時に発生するイベントの検知
■安全運転を支援するための情報提示
■カーボンニュートラルに貢献するための燃料消費やCO2排出等に関わる実態把握・予測・最適化
応募資格
<MUST>
■物理・数学・コンピュータサイエンス等における修士号以上
■機械学習・データマイニングを用いた実データ解析経験、または機械学習・データマイニングのデータパイプライン設計・開発・運用の経験
■クラウド環境におけるコスト・パフォーマンスの検証・チューニング(AWS・GCP等)
■データベース・DWHに関する知識・経験
■並列分散処理・ストリーミング処理基盤に関する知識・経験 (Hadoop・Spark等)
■データ解析に必要なプログラミング (Python・R・Julia・C++・Java・SQL等)
■Deep Learningフレームワークを用いた実装 (tensorflow・keras・pytorch等)
<WANT>
■機械学習・データマイニングのアルゴリズムを搭載したITシステムのグランドデザインの経験
■MLOpsの業務設計・ツール導入経験 (Kubeflow・MLflow・Airflow等)
■コンテナ型仮想化技術に関する知識・経験 (Docker・Kubernetes等)
■機械学習トップカンファレンスの論文読解・実装経験
■機械学習、データマイニングに関連するOSS開発経験
■プロジェクトリーダー経験
待遇等
予定年収 6,300,000円~16,800,000円
※給与は経験・能力を考慮の上決定します。
※その他については「募集要項」をご確認ください。
職場イメージ・職場ミッション
■配属先部署情報
20代~30代前半の若手社員が中心で、和気あいあいとした雰囲気です。
先進モビリティ向けに、車両データから収集されるデータの解析技術の研究開発およびそれをサービス・製品に結びつけるための業務に従事し、お互いに知識を共有したり助け合ったりして業務を進めています。
学会発表や論文執筆も推奨しており、AAAI、IEEE ITSC等での採択実績があります。
■配属先部署のミッションと今後の方向性
お客様に最高のUX (User Experience) を提供するため、コネクティッドカーやMaaS、自動運転車などから収集されたデータ解析の技術開発を担っています。
国内企画部署やデータ基盤構築部署、海外事業体と連携しながら、サービスの実現に必要な解析を推進しています。
また、解析のみならず、その有効性を検証するための基盤技術システムの安定的な運用や、サービスを提供しながらの機能拡張の実現を目指しています。
■職場イメージ
トヨタ大手町
やりがい・PR
■やりがい
トヨタ自動車が保有する様々な車両データ(CANデータ、位置情報データ、リモートダイアグデータ、車載カメラ画像データ等)から新たな価値を生むためのデータ解析と、そこから生じる先端手法の研究開発ニーズに基づいた研究開発を両輪を、研究企画の段階から従事できます。
また、その適用範囲は試作に留まらず、実サービスのリリースやその後の運用まで、フェーズを超えて関わることができます。
■PR
コネクティッドカー・自動運転領域は、自動車業界のみならず、テック系企業の参入により競争が激化していますが、トヨタは、コネクティッドカーの展開では優位性があると言えます。
私たちは、その展開を支えるICT基盤の研究・開発を牽引する立場にあり、研究・開発を推進するための環境を整えています。
例えば、研究機材や、実機検証の環境(サーバー、ネットワーク、車両等)は、将来を見据え、大規模なデータの扱いや、先端技術の評価ができる内容・規模になっています。
世界をリードするIT関連ベンダーや、日本屈指のICT事業者、OSS等のコミュニティと連携した研究開発体制を構築し、関係を進化させ続けています。
在宅勤務
在宅勤務が可能な職種です。
在宅勤務とオフィス勤務を柔軟に組み合わせた生産性重視の働き方を取り入れています。
採用の背景
収集・蓄積した車両データの活用効果を示すことが喫緊の課題である中、企業のデータ活用に強い関心を持ち、解析の経験が豊富なデータサイエンティスト、研究者の活躍が必須である。
データサイエンティストまたは機械学習、データマイニング分野の研究者としてこれまで培った素養と、トヨタが今後実現を目指す新しいモビリティ社会における具体的なユースケース・扱うデータを切り口に、データ解析・活用の主要研究分野を開拓していただきたい。